★★発熱患者さんが増えています
鼻水を採取して多くの病気の検査をして、陽性が出ればその病気、すべて陰性なら「ただの風邪」といういい加減なお医者様がいらっしゃるようです。普通は、診察の結果で一番可能性が高い病気の診断精度を上げる目的で一つだけ検査します。結果が陽性なら高い確率でその病気。陰性であってもニセの陰性(本当はその病気にかかっているのに陰性)が考えられ「ただの風邪」よりもその病気の可能性の方が高いはずです(インフル「陰性」でタミフルが処方されることがあるのは、診察結果を鼻水検査よりも優先された結果なのでしょう)。 一つに絞り切れない場合には複数の検査をすることもあるでしょうが、診察の精度が高ければそんなに頻度は高くないはずです。三つも検査しておいて、すべて陰性で「ただの風邪」…。可能性が高いと判断して検査したはずの3つの病気がすべて外れてしまって、他に考えることが何もないということでしょうか? それは、私からするとやっぱり「いい加減なお医者様」です。もともと疑いの低い病気が陽性であってもニセの陽性(本当はその病気にかかっていないのに陽性)で、その病気ではない可能性の方が高いのでは? だからむやみに多くの検査をするお医者様は信用できません。アレルギーの血液検査も同じで、50項目近くもの検査を一度に出来る設備を当院にも売りに来た業者がありましたが、当院では採用しません。近くに採用された医療機関があるそうですが、騙されないようにしましょう。食べたり触ったり吸ったりしても平気なものまで検査する必要はありません。
また、インフルエンザでお医者さんに行くのは「タミフル」をもらいに行くだけを目的にしないで、脳炎や肺炎や心筋炎など重症化した場合にそれらの”サイン”をいち早く読み取って適切な対応を迅速に取ってもらえることを目的にしましょう。重症化すると普通の町医者で治すことは困難かも知れませんが、救急要請が必要になった場合の行動について具体的に教えておいてもらうだけで結果が良くなることが期待できます。 「タミフル」の処方だけなら耳鼻科で可能ですが、当院でこの処方を避けているのはこのような理由からです。「タミフル」で重症化が100パーセント防げるわけではありません。重症化する人は稀ですが、一人でも命を落としたり重い後遺症に悩む人がいなくなるように願っています。インフルエンザで命を失った人も、タミフルで命を落とした人もいるのですから。
