<垂井耳鼻咽喉科の診療のご案内>
※当院では、患者さまに良質な医療を提供するために、患者様にご理解いただいたうえで、ご協力いただきたいことが数々ございますが……….
・医学的根拠と医学的良心に基づいて診療致しています。
・「患者さんに言われるがまま」の診療は致しておりません。
それがよく言われる「患者様本位の診療」とは異なったものであるからです。
次のような、患者さんにとって有害無益と思われる行為をご希望の場合、説明の上でお断りしています。
大抵の方にはご理解いただけていますが、一部、御理解いただけない場合もあります。
・「エステまがいの行為」「無診療での投薬」も致しておりません。
ある「耳掃除エステ」のパンフレットには、そこでの耳掃除が「医療行為ではない」と記載されていました。
無診投薬は法律で禁止された行為です。健康保険での健康診断も禁止されています。(自費になります)
・「見るだけ」「何もしない」「優しいだけ」の診療も致しておりません。
乳幼児の中耳炎に対して、「鼓膜切開や処置をしないで薬だけにしてほしい…。」が多くあります。
自然治癒する症例も多くある反面、鼓膜切開を繰り返しても難渋する症例も多く、画一的にはいきません。
当院では、学会の奨励するガイドラインも参考に個々の症例に最適な方法ですすめています。
自然治癒に期待すべき症例に、希望されるがままに投薬するする薬は有害無益な薬と考えます。
処置を行うべき症例に、「何もしない」「薬だけ」は「うわべだけの優しさ」と考えます。
鼓膜所見を確認するために耳掃除が必要な場合、安全のため数人がかりで押さえつけることもあります。
当院では、
すべての患者さまに真摯に対応しております。
「患者様の希望される診療」と「院長の医学的良心に基づいた医療」に乖離がある場合、
そのすき間を埋めるのも当院スタッフの大切な仕事です。
疑問に思われることはスタッフにお声がけ下さい。
<めまい、平衡障害>
体平衡や眼振を観察し、医学的エビデンスが得られた対応をしています。
決して場当たり的な投薬だけで済ませたりしません。
<患者さまの声>
当院では、患者さまにご協力を頂き、定期的にアンケートを実施しております。
様々なご意見・ご感想を頂戴しており、改善に努めております。
一部掲載しておりますのでご覧ください(^^♪
(このようなアンケートを実施しています)
(患者さんの病状や経過によっては薬による治療を優先する症例もあります)
(明らかな細菌感染症で抗生物質の投与が必要な場合には、充分な量の抗生物質を充分な期間投与しています。)
(処置を効率よく安全に行う目的で、なるべく痛みがないように丁寧な処置を心がけています。)
こどもの診察について
<鼻吸引とは?>
当院では、原則としてへの字の鉄製の吸引管を使用しております。
鼻の奥までしっかりと吸引することができます。
<中耳炎の治療について>
多くの患者様から「切開せずに治療をしてほしい」というご要望をいただきます。
当院では安全かつ最善の医療を提供するために、鼓膜切開をお勧めする場合もあります。
実際、処置と薬だけで治療するケースもあります。無治療で治るケースもあります。
ただ、短期間の抗生物質の処方が度重なると、耐性が出来てしまい、
薬が効きにくくなるケースを数多く見てきました。
そのため、全身状態を考慮したり、長期間に治療が及ぶと考えられる場合には、
鼓膜切開を行ってあげることが、お子様にとって最善の治療法であることも少なくないのです。
お子様にとって、最善と考えられる治療法を保護者の方に提案させて頂いております。