今日、嗅覚障害を訴える方からの問い合わせがありました。嗅覚障害はCOVID-19の代表的な症状の一つで、検査しないと診断できません。新型コロナウィルス感染であった場合、重症化や死亡は嗅覚障害で起きるのではなく、肺炎で起きることをお話して、自宅療養になって重症化した場合にも対応可能な、かかりつけの内科等に相談されるようにお勧めしました。新型コロナウィルス感染の可能性が否定されれば、嗅覚障害に対する耳鼻科的な診療を開始できます(一般の診療所でもPCR検査ができるようになる前には、耳鼻科学会の推奨に従えば2週間の自宅待機の後でしか診療できませんでした)。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、脳腫瘍で嗅覚障害が生じることもあります。