三歳児健診に行ってきました。

緊急事態宣言のなか、大勢の子供と親が集まっていました。耳鼻科の健診室は窓のない部屋で換気装置もないような部屋でした。人と人との接触機会を減らすように指導すべき医師会と保健所がこのようなイベントを行うのはどうなのでしょうか? 現場では批判とも受け取れる声もありました。

 

感染者に対する誹謗中傷は「どうせ〇〇な所へ行ったんだろう」とかから始まり、それゆえ「感染したのは自業自得」と思うという、日本人に多いと言われる考え方に繋がっているのではと思っています。

三歳児健診というイベントは行政があらかじめ決めていた行事であって、〇〇な所ではありません。しかし、感染拡大の防止という観点からすると、感染拡大防止措置が充分にとられた〇〇なお店も健診会場も同じと思われます。このイベントはあらかじめ行政が決めていたことであっても感染が収束するまで見合わせるかやり方を変えるなどを医師会は提言すべきと思います。医師は命や健康を規則よりも優先して守るべきであって、そのためには行政に規則の見直しの提言も辞さない思いが大事です。

別の機会に、医師会役員の中に規則優先を会員に強要する方がいらっしゃったのは残念な思いです。第4波が起きないように、考えを変えていただきたいものです。